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〈厚木王子〉新たな歴史を創る3年生4人


左上から時計回りに森屋晴仁、曾根慎乃佑、鈴木空、深瀬桜晴(いずれも3年生)

 厚木東から厚木王子に変わる節目の年に、3年間頑張ってきた4選手を紹介していく。


 鈴木空は実直な人柄を買われて、1年秋からキャプテンを務める。キャプテンとして、正捕手として、さらには4番打者として、チームを支えてきた。2つ上の代のキャプテンで正捕手だった石田海斗に少しでも近づけるよう、すべてにおいて研鑽を積んできた。

「1年生の時は小技ばかりだったので、正直自分が4番を打つとは思っていなかった。でも3年になって、ヒットも出るようになった。そこは3年間で成長できた部分かもしれません。最後の夏は力まずに打席に立って、ランナーを返したい」


 副キャプテンの深瀬桜晴は大型の1番打者。188cmの長身は、走攻守すべてで見栄えがする。6月の段階では「バッティングの調子がイマイチ」と悩んでいたが、7月には本来の状態に戻っているだろう。

「トップバッターには『味方にボールを見せる』役割もあります。初球で真っすぐを見て、2球目に変化球を見たら、味方にもある程度情報が伝えられるから、あとはどちらかの球種に絞って、思い切り振っていきます。昨年、一昨年と夏は不甲斐ない結果に終わったので、今年は結果を残します」


 内野外野に投手もこなす森屋晴仁も、長身のユーティリティープレーヤー。昔は来た球になんでも手を出して凡退していたが、今は甘い球を捉えて、低い打球で野手の間を破れるようになった。投手としても器用で、バッテリーを組む鈴木は「森屋はコントロールがいいし、変化球も多彩なので、組み立てやすい」と信頼を寄せる。


 曾根慎乃佑は一時期マネージャーに転向していたが、春から選手に復帰した。課題だった外野の守備も少しずつ上達している。

「大きいプレーはできないけど、声やプレー以外の面で貢献したい」

 3年生4人の活躍で、厚木王子の新たな歴史を創れるか。

 



左から深瀬桜晴(3年・内野手兼外野手)、森屋晴仁(3年・投手兼内野手兼外野手)、曾根慎乃佑(左翼手)、鈴木空(3年・捕手)




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